海外旅行に持っていくと便利な調味料10選!【中・長期旅行にオススメ】
日本で慣れ親しんだ調味料は、ふとした体調不良やなんだか現地の食事が体に合わなかった、という場合の備えにも役立ちます。

海外旅行は楽しい反面、やはり日本の日常とは大きく異なる日々の連続で、ちょっと疲れることもありますよね。なかでも「食」は意外と大きなポイントではないでしょうか。
現地の料理を楽しむのも旅の醍醐味だけど、何日か続くと日本食が恋しくなること、ありませんか?
長期滞在や自炊できる環境がある人なら、なおさらいつもの味が恋しくなるタイミングがあるはずです。そんなとき、日本から少し調味料を持っていくだけで、食事の満足度がグンとアップするんです。
この記事では、「海外でも自分好みの味を楽しみたい!」という方に向けて、海外旅行に持参すると便利なおすすめ調味料を10個紹介します。主に中期または長期旅行にとても役立ちますが、軽くて便利なものばかりなので、旅行期間に関わらず、スペースが許せばぜひ持ち物リストに加えてみてください。

なぜ調味料を持っていくと安心なの?
海外旅行での「食」の悩みって、実は意外と多いもの。現地の料理を楽しむのもいいけれど、毎日となると味付けが合わなかったり、外食ばかりでちょっと疲れてしまうこともあります。
そんなとき、日本の調味料があると自分好みの味に近づけられるので本当に便利です。
また、外食が続くと出費もかさみますし、栄養バランスが偏りがちになります。もし簡単な自炊ができれば食費の節約にもつながりますし、体調管理もしやすくなります。
でも、海外では調味料の品ぞろえが限られていたり、びっくりするほど高かったりすることも意外と多いんです。国によっては日本の調味料がほとんど売っていなかったり、値段が日本の数倍なんてケースもあります。欧米主要国やアジア圏なら比較的手に入りやすいですが、味や種類に違いがあることもよくあります。
だからこそ、事前に少しだけでも持っていくと安心です。中・長期滞在でも、気分をリセットできる食事の時間をつくることができますよ。

調味料を選ぶときのちょっとしたコツ
「持っていくといいよ!」と言われても、スーツケースのスペースには限りがあるし、なんでもかんでも詰め込むわけにはいかないですよね。
そこでここでは、海外旅行にぴったりな調味料を選ぶときのコツを紹介します。
💡 できるだけ軽くてコンパクトなものを選ぼう
スーツケースの重さはとてもシビアな問題。液体は重いし、場所も取るので、できるだけ小さめ&軽めの調味料がおすすめです。旅行用のミニサイズや、小分けパックになっているものを選ぶのがオススメです。
💡 液体よりも粉末や個包装が使いやすい
機内持ち込みの制限や、液漏れのリスクを考えると、粉末タイプや個包装タイプのほうが圧倒的に扱いやすいです。チューブ系も便利ですが、袋の中でつぶれたり、においが移ることもあるので、ジップ袋などでしっかり保護しておきましょう。
💡 現地で手に入りにくいものを優先
現地でも買える調味料は現地調達でOK!でも、なかなか手に入らないものや高すぎる調味料は、あらかじめ持っていくのが正解です。渡航先にもよりますが、めんつゆ、ポン酢などは現地で代用しにくかったり、日本とけっこう味が違うこともあるので要チェックです。
💡 いろんな料理に使える“万能系”が便利
限られた持ち物の中で選ぶなら、ひとつで何通りにも使える調味料が重宝します。たとえば、だしの素は味噌汁にも炒め物にも使えるし、しょうゆやめんつゆも万能です。何にでも合うものを優先して選びましょう。

海外旅行におすすめ!調味料10選【長期滞在・自炊派向け】
ここからは、実際に「これは持って行ってよかった!」と感じる人が多いであろう、海外旅行におすすめの調味料10選を紹介します。
長期滞在や自炊派にぴったりな、軽くて使いやすいものを中心にピックアップしています。
1️⃣ 醤油(小分けタイプ・粉末タイプ)
海外でも和食の味を再現するには、やっぱり醤油は欠かせません。液体の小ボトルや、最近は粉末タイプの醤油もあるので、荷物を軽くしたい人にもおすすめです。
例)キッコーマン いつでも新鮮 しぼりたて生しょうゆ

2️⃣ だしパック(昆布・かつお)
お味噌汁や煮物を作るときに便利なだしパック。ティーバッグのようにお湯に入れるだけで簡単に出汁がとれるので、自炊初心者にも役立ちます。軽くてかさばらないのも嬉しいポイントです。
例 1)茅乃舎だし

例 2)ヤマキ 吟だし かつおと昆布の合わせだし

3️⃣ 味噌(スティックタイプ)
お湯を注ぐだけでホッとする一杯になる救世主。おみそ汁だけではなく、ホイル焼きやスープの風味づけなどさまざまな調理にも活用できますよ。
例)ひかり味噌 円熟こうじみそ スティックみそ

4️⃣ 塩こんぶ・ふりかけ
白ごはんが手に入れば、ふりかけだけでごちそう気分になります。塩こんぶはおにぎりにもサラダにも使える万能アイテムです。軽くて日持ちするので、おやつ感覚で持っていけます。
例 1)くらこん 塩こんぶ
例 2)永谷園 おとなのふりかけ
5️⃣ めんつゆ(小袋タイプ)
醤油よりも出汁のうまみが効いていて、これ1本で味が決まる優れもの。煮物・炒め物・麺類と何にでも使えて、和食をサクッと再現したいときに大活躍です。
例)マルニ 本格めんつゆ

6️⃣ 和風だしの素(顆粒タイプ)
顆粒タイプの和風だしは軽くて溶けやすく、料理のベースとして万能です。少量でしっかり味が決まるので、長く使えるのもポイントです。
例 1)味の素 ほんだし
例 2)シマヤ だしの素

7️⃣ わさび・しょうが・にんにくなど(チューブタイプ)
和食はもちろん、現地の料理にちょっとアクセントを加えたいときにも便利です。短期旅行であれば小袋もいいですが、中長期の海外滞在であればチューブがおすすめ。
例 1)エスビー 本生本わさび

例 2)エスビー おろし生しょうが

8️⃣ ポン酢(個包装)
ポン酢は海外で手に入りにくい調味料のひとつ。個包装(小分け)タイプならかさばらず、ちょっとずつ使えるのが便利です。
例)キッコーマン だしわりぽんず

9️⃣ マヨネーズ(ミニパック)
海外のマヨネーズは味がぜんぜん違う!という声をよく聞きます。日本のマヨネーズを持っていくと安心です。
例)キユーピー マヨネーズ
🔟 ごまドレッシング(小袋)
旅行先のスーパーで買った野菜や豆腐にさっとかけることで、手軽に和風テイストを楽しめることができます。味の物足りなさを補うことで、野菜などをちゃんと摂取し、栄養バランスを整える助けにもなります。
例)キューピー 焙煎胡麻ドレッシング
調味料はどうやって持っていく?注意したいポイント
お気に入りの調味料をそろえたら、あとはどうやって持っていくかも大事なポイントです。
液漏れや重量オーバー、税関トラブルなどを避けるためにも、事前の準備が大切です。
✅ 液体は機内持ち込みNGに注意
調味料類は基本的にスーツケースなど、預け入れ荷物に入れるのが一般的だと思いますが、もし何らかの理由で機内持ち込みの荷物に入れなければいけない場合、液体物は100ml以下でないと手荷物検査で没収されてしまいますので注意しましょう。特にしょうゆやめんつゆなどの液体は、機内に持ち込むより預け荷物に入れる方が得策です。
✅ 粉末タイプや個包装が便利
液体は重いし漏れやすいので、できれば粉末タイプやスティック状の個包装調味料を選ぶのがおすすめです。味噌やだしの素、ふりかけなどは軽くてコンパクトなので、荷物のすき間にもすっと入ります。
✅ ジップ袋やタッパーで「におい・漏れ」対策をしよう
チューブタイプや液体調味料は、気圧の変化で漏れることもあるので要注意です。ジップ付きの袋で二重に包むか、小さなタッパーや密閉ケースに入れておくと安心です。
✅ ラベルやメモで中身がわかるようにしておく
とくに粉末類は、薬物などの白い粉に見えてしまうリスクもあります。市販のパッケージごと持っていくか、ジップ袋などに詰め替える場合は、名前ラベルを貼っておくのがおすすめです。入国審査や税関でもスムーズに説明できます。
✅ 暑さや湿気にも気をつけよう
調味料によっては高温多湿に弱いものもあるので、滞在先の気候によっては保管方法に注意しましょう。直射日光を避け、なるべく風通しのいい場所に置くようにしましょう。
✅ 入国時に申告が必要な国が多いことに注意
キロ単位で持ち込んだり、肉エキスが含まれているもの以外は基本未開封の既製品であれば持ち込みが可能と考えて差し支えないですが、入国時に申告が必要な場合がほとんどです。出発前に必ず渡航先の国の公式政府機関(税関、検疫所など)の最新情報を把握したり、税関申告書の内容を確認するようにしましょう。
海外での生活や長期旅行は、ワクワクする反面、ちょっとしたことで疲れたり、ホームシックになったりすることもありますよね。そんなとき、日本の味を思い出させてくれる調味料がひとつあるだけで、気持ちがホッと落ち着くことがあります。
今回紹介したように、軽くて使いやすい調味料を少し持っていくだけで、自炊の幅が広がったり、体調を整えやすくなったり、なにより「食べること」がもっと楽しくなります。
もちろん全部をそろえる必要はありません。これだけは外せない!というお気に入りを、旅のおともに加えてみてください。
ちょっとした準備が、海外での毎日をぐっと快適にしてくれるはずです。「食」のストレスを減らして、心もおなかも満たされる、そんな旅になりますように!
